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にっぽん丸 10/7/21 横浜帰港 [乗船記]

0700、目が覚めると天竜川南方沖約50nm付近を18.3knでENEに向け航行していた。

100721_1.jpg西行きのときより20nm程沖を東進しているおかげで、FOMAハイスピードではネットに接続できず、黒潮の位置を確認することができないが、多分黒潮を利用するためであろう。

今日はクルーズの最終日であり、1600横浜港入港予定である。昼過ぎまでに荷物をパッキングしなければならないが、0900~1100までの間ブリッジが見学できるようなので楽しみだ。

先ずはメインダイニングでゆっくりと朝食を取り、ブリッジ見学の集合場所となっているホライズンラウンジでコーヒーを飲むことにする。

時間になると結構な人数が集まった。たまたま最初のエリアに座っていたのでコーヒーカップをカウンターに戻して入ろうとすると、後から来たと勘違いされたのか、後回しにされてしまった・・・

100721_2.jpgまあ、時間もタップリあることだし、込み合っているブリッジよりはと、のんびりと空くのを待つことにした。0925になってブリッジに立つことができたが、結果的にはゆっくりと見られそうでよかったようだ。

通信室の前を通りブリッジに入ると、右手前にチャートテーブル、左中央に操舵装置が配置されており、チャートテーブルの前にはレーダー関係、操舵装置の左側には機関関係の機器が整然と系統立てて設置されている。

100721_3.jpg「にっぽん丸」は2軸の可変ピッチスクリュープロペラなので、入り口の正面窓の上には、エンジン回転数やピッチ角などを示すメーターが取り付けられ、窓の下には、今日入港予定の横浜港の潮汐データと日の出日の入り時刻がホワイトボードに記載されている。
ブリッジに入室するとすぐに全体の状況が把握できるようになっているようだ。

オートパイロットで航行しているため、当直中の若い3等航海士とサポートに入っている船長のみがブリッジにいて、見学に訪れる乗船客の質問や写真撮影にと、大忙しのようである。

100721_4.jpgブリッジに入る前、ラウンジから伊豆半島南端と神津島を視認していたのでレーダーを覗いていると、何故か屋久島のツアーでいっしょになった方が質問してきた。
結局、レーダーに映っている陸や島、船など、窓から見える風景と対比させながら解説する羽目になってしまった。

白川船長に、松山沖の航路についてお手数をおかけしたお詫びとお礼を延べ、ブリッジを出てリドテラスで一服していると、神子元島が左舷正横にくっきりと見えた。ここからは馴染みの海域に入るが、何となくヨットからみる風景と違って見えるのは、景色の移り変わる速さと、見ている位置の高さのせいであろ。

キャビンに戻りパッキングを済ませてから、プレミアムダイニングで今クルーズ最後の食事となる昼食を味わう。朝食と昼食は、ダイニングによってメニューが異なり、好きな方を選ぶことができる。
この日は鰻重が出たが、食にこだわりがあると言うだけあって、今クルーズ中の食事はどれも満足の行くものであった(時化の日は、こうも行かないであろうが・・・)。

100721_5.jpg手荷物の準備も終えた。キャビンは乗船したときと同じようにガランとし、航海の終わりが近づいたことを実感させられる。
窓の外は見慣れた東京湾の風景だ。同行の大型タンカーの向こうには保田が見える。

1400、メインホールで最後のイベントとなるビンゴゲームが始まった。
蘇クルーズディレクターが坂本竜馬の扮装で登場し、大いに盛り上がる。参加は自由だが、最後まで退屈させないようイベントが用意されているのが船旅の良いところであろう。

1500、デッキに出ると前方には横浜ベイブリッジが見えていた。横浜港の手前で停船したので大型船の出港でもあるのかと思ったが、単なる時間調整だったようだ。

100721_6.jpg1515にゆっくりと動き始め、横浜ベイブリッジをくぐって大さん橋に向かう。振り返ってみれば、今回のクルーズは海に掛かる大きな橋を巡る旅でもあったようだ。

そんなことを思いながら舫の準備状況をみると、今回もポート付けのようなので、ポートサイドのデッキに陣取り、着岸を見ることにした。これまで2回の着岸はいずれも朝食中だったのだから。

100721_7.jpg1547、最初にバウスプリングのヒービングラインが投げられる。続いてバウライン、スタンスプリング、最後がスタンラインの順番であった。ボラードに固定された各ラインをウィンチで巻き上げ、今回も僅かなショックすら感じさせること無く1555、着岸を終えた。

係船された「にっぽん丸」のデッキは余りにも暑いので、キャビンに戻り下船のアナウンスを待つことにした。
キャビンのブロックごとにアナウンスが入り、1625、船長以下、スタッフの見送りを受けて下船した。

100721_8.jpg大さん橋のターミナル入り口で手荷物を受け取り、タクシー乗り場に向かうと、ターミナルの出入り口までの要所要所、タクシー乗り場に至るまでスタッフが配置されており、タクシーが発車するまで見送りを受ける。

我が家まではタクシーで20分程だ。こうして好天に恵まれた6日間に渡る「にっぽん丸」でのクルーズは終わりを迎えたのであった。

写した写真は900枚を越えた。この乗船記では書かなかったことや伝えきれなかったことも多いが、とにかく6日間をたっぷりと楽しむことができた。
機会があれば、ぜひまた夫婦で船旅を楽しみたいものである。
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にっぽん丸 10/7/20 瀬戸内海 [乗船記]

0045、ネプチューン・バーからキャビンに戻り、TVに表示される現在位置を見ながら関門海峡に近づくのを待つ事にした。

100720_3.jpg0220、いよいよである。関門海峡の入り口手前にある六連島の東側すぐ脇を通るようなので、キャビンを飛び出しプロムナードデッキへと上がった。

この六連島沖は、父が太平洋戦争中に乗っていた駆逐艦「朝顔」が自力座礁したところなのである。
姉妹艦が全て沈没・撃沈される中、唯一終戦まで生き残ったにもかかわらず、終戦の一週間後に、下関周辺を掃海中に触雷、沈没を避け乗員を救うべく、艦長が自力座礁を選んだそうである。
艦長のこの判断が異なれば、あるいは、私はこの世に存在していなかったかも知れないという現場なのだ。そんな思いを噛みしめていると、父の思い出と共に、なぜか熱いものが込み上げてきた。

しかし、その思いにじっくりと浸っている暇も無く、大きく左に旋回したかと思うと、間もなく船速が落ち始めた。関門海峡に差し掛かったのである。
船首側デッキの最前列に(この時点では、まだ誰も居なかったが)陣取り、次々と現れる導灯を頼りに、最狭部である関門橋へと慎重に進んで行くのを、固唾を呑んで見守った。

0320、関門橋の下を無事通過、夜間だったこともあるが、想像以上に狭く感じた。海峡を抜け終えるまでの間に10隻の反航船があったが、殆どが中型船だったためか、それほどの緊張感は味わえなかった。しかし、これが大型船ばかりだった場合を想像すると、手のひらが汗ばんできそうである。

さて、本日最初のイベント?は無事終了したので、キャビンに戻りベッドに潜り込む。0800に目が覚めると、そこへ、昨夜問い合わせていた松山沖の航路について、中島と興居島の間を通るとの知らせが届いた。
その旨[りょうちゃん]さんに携帯で連絡すると、その航路上で既に待ち伏せているとのこと、どんな出会いになるのかが楽しみである。

100720_9.jpgまだ時間があると思い食事をしていると、0835、窓の外に突然セイルが見えたので、あわててプロムナードデッキに出てみると、メインのみの機帆走で後を横切ろうとしていた。
どうやら、[りょうちゃん]さんの「風太郎」YAMAHA-30Sではないようでホットして戻ろうとすると、妻もデッキに出てきてしまったので戻ることもできず、結果として、朝食を途中で終えてしまうということになってしまった・・・

仕方ないので船首に移り前方を見つめていると、0845、前方遥か、微かにセイルらしきものが見えた!

100720_1.jpgしばらくするとみるみるうちに近づき、こちらが追い越す形で、0857ほぼ真横に並ぶ。
顔までは確認できなかったが、艇はY-30S、「風太郎」に間違いなく、[りょうちゃん]さんが手を振ってくれているのがはっきりと見える。

携帯で連絡を入れ、こちらの位置を伝えるも、[りょうちゃん]さんからこちらを見つけるのは難しいようだ。しかし、そのやり取りを聞いていた周囲の乗船客からは、「お友達のヨットなんですか?すご~い!」と、一躍注目の的になってしまった。

「風太郎」を追うように、写真を撮りながら船尾のデッキまで移動した。照りつける日差しにも負けず、[りょうちゃん]さんへの感謝の気持ちで小さくなる帆影を見守っていたが、1013、とうとう見分けがつかなり、初の洋上ミーティングは大成功で終わりを告げたのであった。

今朝の船長のアナウンスでは、視程が悪く大型船の通行停止となっていた来島海峡もどうやら通れるようになったようで、「にっぽん丸」は来島海峡大橋に針路を取っていた。

100720_4.jpg手前の小島を回り込むようにして、1041、馬島の四国側から来島海峡大橋をくぐる。次の瀬戸大橋をくぐれば、今度は高松沖で海遊人さんとのミーティングだ!

予定では1400頃瀬戸大橋通過となっているので、点在する島々を見ながら今度はゆっくりと昼食をとり、ラウンジやキャビンで瀬戸大橋までの景色をタップリと楽しむことにした。

1335、キャビンの窓から粟島が見えたので、備讃瀬戸南航路に入ったようである。ふたたびプロムナードデッキに登ると前方に瀬戸大橋が見えている。

100720_5.jpg1355、本日3つ目の橋となる瀬戸大橋を通過し、小与島と小瀬居島との間を抜けると、小型船舶操縦士免許のテキストには、東京湾浦賀水道航路と並び必ず出てくる備讃瀬戸東航路に入る。

大槌島と小槌島の間を抜けると、男木島、女木島が見えた。男木島を回れば、いよいよ本日二回目の洋上ミーティング、今度は、高松の[海遊人]さんが待ち受けてくれている筈だ。

目を凝らし、前方を見つめていると、1507、スターボードタックのメインとトランサムが見えた。ということは、航路の南側に沿うようにして東進しているようだ。

100720_2.jpgこちらは備讃瀬戸東航路内のため、やや距離があるが1519、ほぼ真横に並んだ。スタンに立ち上がり、右手でティラーエクステンションを操作しながらこちらを向いている[海遊人]さんが見える!
やった!2度目の洋上ミーティングも大成功である!おもいっきり手を振るが、やはりこちらを識別することは不可能であろう。それに、考えてみれば携帯番号の連絡もし忘れていたのだった。

あっという間に横を通り過ぎると、[海遊人]さんは、メインをシバーさせ停船してこちらを見送ってくれているように見えた。今度も船尾のデッキから、[海遊人]さんに感謝の気持ちを込めて1530まで帆影を見つめていた。

こちらは言わば船長任せの一本道である。絶好の位置とタイミングで待っていて下さった[りょうちゃん]さんと[海遊人]さんの技量を賞賛すると共に、改めてお礼を言いたい。
おかげで妻も、お二方にスペシャル・プライベート・イベントをプレゼントいただいたようなものと、大変喜んでいた。どうやら少しは、ヨット乗りの凄さと素晴らしさを理解してくれたようである。

「にっぽん丸」は、何事もなかったかのように備讃瀬戸東航路を抜け、他の乗船客にとっては本日最後の見所(私達にとっては単なるサブ・イベント?)となる明石海峡を目指し東進を続ける。

100720_6.jpg夕食の最終着席時間ぎりぎりの1751、明石海峡大橋を抜けると、瀬戸内海を後にすべく「にっぽん丸」は針路をゆっくりと南に向けて行く。

今日の夕食は今クルーズ最後のディナーとなるため、ドレスコードはセミフォーマルだ。天候にも恵まれ、徐々に暮れて行く夕日を眺めながら、美味しいフレンチのコースをじっくりと味わった。

徳島港沖でも、[ヘミングウェイ]さんが洋上ミーティングを企画してくれていたのだが、クルーの予定が合わず断念する旨、連絡をいただいていた。

100720_7.jpgその代わりにという訳ではないが、きれいな日没の風景が、瀬戸内海との別れを見送ってくれたのだった。

先ほども触れたように、今日は今クルーズ最後の夜となるため、船内では船長主催のフェアウェルパーティーに始まり、各種のイベントが目白押しである。

2315、私達は毎晩お世話になったネプチューン・バーで今宵を締めくくることにした。
昨夜、松山沖のコースを問い合わせた時、フロントからの連絡を取り次いでもらったこともあり、無事洋上ミーティングができたと報告するためにデジカメを持参してである。

100720_8.jpg小豆島沖でも、もう一つのミーティングがあったことを告げると、注文したドライマティーニに小豆島産のオリーブを添えてくれるという心憎い計らいをしてくれたのである。
写真のスタッフと雰囲気を合わせ見ていただければ、私が毎晩通った理由も少しはお分かりいただけるであろう。

ぜひまた訪ねたいバーがまた一つ増えたということになるが、いつでも来れる訳ではないところが少々残念なところである。

こうして未明に始まった瀬戸内海での一日は、私と妻にとって忘れることのできない特別な一日となったのであった。
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にっぽん丸 10/7/19 長崎 [乗船記]

乗船4日目、昨日、昼寝ならぬ夕寝をしたためか、04503 に目が覚めると、窓の外がきれいに朝焼けていた。
100719_1.jpg今日の日の出は0525、東側には九州が横たわっているため、水平線からの日の出とはいかないが、せっかくなのでデッキに出て日の出を眺めることにした。

昨夜からの航海は、屋久島までとはうって変わり(と言っても大したことはないのであるが)、殆ど揺れを感じられないほど穏やかである。

「にっぽん丸」は、かつて炭鉱として賑わい、現在は廃墟となっている通称軍艦島(端島)の至近を通り、ゆっくりと北上を続ける。

100719_2.jpg0630、ラウンジで風景を楽しみながらコーヒーを飲んでいると、長崎半島の西に浮かぶ高島を過ぎようとした辺りで、メインとステイスルを揚げ、機帆走で近づいて来るカッターリグのヨットを見かけた。今回のクルーズで初めて目にしたセイルである。

いつもと異なり、高い位置から見下ろすヨットが、何フィートくらいなのか見当をつけ難いことに多少の戸惑いを覚えたのは新鮮な驚きであった。

0700、オーシャンダイニングで朝食を取りながら、ゆっくりと流れて行く景色を眺める。しばらくすると、「にっぽん丸」は、ながさき女神大橋をくぐり、いよいよ長崎港に入港だ。
100719_3.jpg港内で時計回りに小回りをてし、0740 松が枝国際観光埠頭に出船で静かに着岸した。

今日は、長崎の街にも近い岸壁に着岸することや、平成に入ってから復元作業の続いている出島を見たかったということもあり、オプショナルツアーには申し込まず、フリーで上陸することに決めていた。

1015、「にっぽん丸」を降り、桟橋近くの「長崎氏べっ甲工芸館」に立ち寄ってから、徒歩で出島跡に向かう。

出島跡には何年頃か記憶に無いほどの大昔に来たことがあった。しかし、いつ、何で見たかは覚えていないが(こちらは歳を取ったためか・・・)、現在、復元作業が進められているらしいとの認識があったため、この機会に、ぜひ訪れてみたかったのである。

100719_4.jpg強烈な日差しに少々閉口しながらも、1100 なんとか出島和蘭商館跡にたどり着くことができた。詳細は割愛させていただくが、復元途中ながらも想像以上の出来映えに感心し、2時間以上をかけてすべてを見て回った。

これだけ歩けば、しっかりと朝食を取ったとしても、当然お腹はペコペコである。そうとなれば、次なる目的は好物の皿うどん、足は自然と長崎新地中華街へと向いてしまう訳であるが、実は、はなっから予定の行動なのであった・・・

生ビールと、ソースをたっぷりかけた皿うどんを堪能し、一息ついたところで、明日の瀬戸内海クルーズに備えて缶ビールを仕入れ、1400 帰船した。

100719_5.jpg1645、地元長崎市立長崎小学校のブラスバンド演奏と見送りを受けて、1700 定刻どおりに長崎港を出港する。

小学生たちの「長崎にまた来てねぇ~」の可愛らしい声に、乗船客の殆どは、孫に見送られているような気分になったのであろう。振舞われたシャンパンの酔いも手伝ってか、あちらこちらから「また来るよ~」と、大きな声が上がり、横浜港出の時より大いに盛り上がっていた。

長崎港出港時には、機走するヨットが3艇見られた。

100719_6.jpg100719_7.jpg100719_8.jpg

これから、関門海峡を抜けて瀬戸内海に入るべく、暮れてゆく九州北部西岸を北上して行く。その直前に、思い入れのある場所を通過するのであるが、それは日付が変わってからである。
それまでは、今日もネプチューン・バーで一杯やりながら過ごすとしよう。
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にっぽん丸 10/7/18 屋久島 [乗船記]

本日3日目、0600に起床すると、「にっぽん丸」は屋久島の北7~8nm付近を南下していた。風は東8m/sec前後であり、宮之浦港火の上山岸壁に、入り船でポート着けするようだ。

昨日の船長の話では、最悪、最大瞬間風速16m/secとの情報により、タグボートを2艘手配することにしたそうであるが、幸いにもそこまで横風は強くなさそうである。

100718_1.jpg間もなく、その2艘(後から手配したタグは、門司からやって来たそうな・・・)のタグがやって来て定位置に就き、0645いよいよ着岸作業が始まった。

岸壁から離される風での着岸であるが、この風であれば、前後のスラスターとタグ1艘で十分であろう。しかし、クルーズ船の場合、着岸に手こずれば後のスケジュールに響くため、万全を期すことが必要であり、この辺が船長の度量と裁量、そして力量の見せ所なのであろう。

岸壁の高さより1階上となるメインダイニングで朝食を取りながら見守っていると、0700、何のショクも無く静かに着岸を終えたのであった。

さて、私は屋久島を一通り見て回ったことがあるが、妻は今回が初めてである。そこで今日は、「千尋の滝」と「屋久杉ランド」を半日で巡るバスツアーを申し込んである。

0805、上陸が可能となったとの船内アナウンスがあり、キャビンの鍵を兼ねたカードで下船のチェックを受けてバスに乗り込んだ。入港時、山には雲がかかっていたので折りたたみ傘は必携である。

100718_2.jpg「千尋の滝」は何とか雨にも降られず見ることができたが、「屋久杉ランド」では、30分コース(徒歩)に入ってすぐにスコールのような雨に遭い、折りたたみ傘が役に立った。

また、屋久鹿や屋久猿にも出会う事ができ、急ぎ足のツアーであったが、申し込んだ甲斐があったようだ。

1240、バスツアーを終え、「にっぽん丸」に戻っての昼食を済ませた後、「にっぽん丸」自体を写真に収めるため、1400再度下船し、岸壁奥の砂浜まで歩いていった。

100718_3.jpg写真の船尾奥に小さく見える船は、今朝、我々の30後にフェリー岸壁の方に入港してきた「ふじ丸」である。再度入港してきたということは、我々がバスツアーに出ている間に、ランチクルーズにでも出たのであろうか。

数十枚の写真撮影を終え、船に戻るとき、バウスプリングのねずみ返し(お飾り?)の一つが外れていたのが目に止まった。

100718_4.jpg乗船するときチェック担当のクルーに、ほぼそのままの言い回しで教えてあげたのであるが、お礼を述べたとき、ほんの一瞬怪訝そうな顔つきを見せた。果たしてその後、着け直したかどうかは確認していない。

シャワーを浴びたり、洗濯をしたりしていると、あっという間に夕食の時間となってしまった。メインダイニングで食事をしていると、わずかな揺れを感じたので窓の外を眺めると、岸壁から切り離されたようで、岸壁がゆっくりとわずかに上下していた。

1800、定刻どおり、次の寄港地である長崎に向けて出港である。席に近いスターボードサイドの窓には西日を避けるためシェードが下ろされていたが、岸壁を離岸後、タグの助けを借り、反時計回りで後進その場回頭を行っているようである。

100718_5.jpg妻に告げたその言葉が耳に入ったのか、窓際の席の方がシェイドを上げてくれた。すると、そこには、まるで安航を祈るかのように2重の虹が立ち上っていた。

食事を終えキャビンに戻ると、睡魔に襲われ一寝入り、目覚めてみれば2200であった。現在、野間半島西方沖
を16.5knで北上中である。

これから、今日もネプチューンバーで酒とパイプを楽しんでから、明日の長崎入港に備える事にしよう。
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追記
焼け過ぎパプア君さんのブログ、「屋久ザル奮戦木」の記事、「豪華な共演」に、「にっぽん丸」と「ふじ丸」のようすがありましたので、トラックバックさせていただきました。

にっぽん丸 10/7/17 終日航海 [乗船記]

乗船2日目、0500日の出後間もなく目が覚める。天気は文句なしの快晴、船内からだと風は分かりづらいが、波を見る限りSW5m/secの風のようだ。

0630のOpenを待って ブリッジの上階にあるホライズンラウンジにモーニングコーヒーを飲みに出る。
ラウンジ内には、中央の左右にコンパスが設置されているが、左右で20°以上の誤差があり、自差もそれぞれ大きいようなので、実用的とは言えない代物だった。

コーヒーを飲み終え、0710オーシャンダイニング「春日」にてアメリカン・ブレックファーストの朝食を取ることにした。
メインダイニングでの和食も選べるが、朝からガッツリと食べていたのでは、胃が幾つあっても足りそうに無いのである。

100717_1.jpg0905 潮岬の南を通過した。海面は穏やかで殆ど波が無いと言って良いほどであるが、黒潮が接近する岬だけあって、所々にハッキリとした潮目を見て取ることができる。

当初航路図を見たときには、もっと沖を通るものと思っていたのだが、天気も良く穏やかな日和となったためか、どうやら各岬に接近するコースを取るようである。

1100より ラウンジ「海」にてピアノ演奏を聞きながらのんびりと過ごす。昼食はY田さんお薦めのホットドッグ(実は軽食として、何時でも食べられるものなのだが)を試すことにして、ダイニングには行かなかった。

1230、リドテラスでお目当てのホットドッグを頬張り、1315からの船内ツアーに参加するも、ブリッジの見学は含まれておらず、少々がっかりである。

100717_2.jpg船内ツアーと称して船内各階を案内されていた1330、室戸岬の南を通過した。予定時刻より1時間45分早い通過である。
岬巡り?で距離が伸びる分を考慮してかどうかは分からないが、今日に入ってからここまでは、大体19.5kn平均で航行していた。
予定は余裕を見て定め、実際は予定より早くなるというのは航海計画の基本である。
しかし、このままでは夜明け前に宮之浦港に到達してしまうであろうと思っていると、室戸岬を越えた辺りからエンジン回転数が下がったように感じた。

1400、キャビンに戻り船速を確認してみると、やはり16.5kn平均となっていた。
そこで余計な心配はヤメにして、冷蔵庫で冷やしておいた缶ビールをグビッとやることにした。
これが堪らない!午後はこのままキャビンでのんびり、シエスタと洒落込むことになったのは、当然の成り行きである。

2時間ほどゆっくりできたが、そろそろ夕食の支度を始めなければならない。
支度と言っても身支度の方であるが、今晩はウェルカムディナーと船長主催のカクテルパーティーということで、ドレスコードはセミフォーマル、女房孝行のためには、素直にネクタイを締め、上着を着用した方が良さそうである。

100717_5.jpg身支度を終えキャビンを出る間際の1730、雲が切れて足摺岬が顔を覗かせた。本日、デイライトでの3つ目の岬通過である(大王崎は、未明の通過であった)。

予定では1900頃となっていたので、1時間30分早めである。室戸岬より15分予定時刻に近づいた訳であるが、ここであることに思い当たった。

さて、それはさておき、「にっぽん丸」自慢のウェルカムディナーの方はというと、白と赤のハウスワインを飲みながら味わったが、船で出されるディナーとして十分満足のゆく味・・・ハッキリ言ってしまえば、評判に違わず ―うまい― の一言・・・であった。

その後、カクテルパーティー、マジックショーと続き、一休みしてから星空を見にデッキに出ることにする。
晴れた夜、クルーズ船で満天に輝く星を見たかったら、最上階のデッキに出てはいけない。なぜならば、大抵の船は少なからずライトアップされているのだから・・・

しからば何処へ行けば良いのか・・・ナイトセーリングの経験豊かな方なら直ぐにお分かりいただけると思うが、それはブリッジより前方のデッキだ。
船長以下、航海士の夜間視力を確保するため、ここだけは航海灯以外の灯火が殆ど無く、不夜城の如く輝くクルーズ船にあって、唯一周囲の暗闇が保たれている場所だからである。

2300、久しぶりに見事な天の川を見上げて疲れた首の血行を回復すべく、今日もネプチューンバーへ行き、部分喫煙場所でのパイプ喫煙OKとの情報を得たところで、終日航海の一日が終わりを迎えた。

100717_8.jpg100717_7.jpg100717_6.jpg

そうそう、ディナー直前に思い当たったことについてであるが、九州周辺はうねりが残っていて、風が強くなるのではないか。更には、航海始めのメインイベント時間に、一番揺れの少ない針路と航行速度を確保するためだったのではないかということであった。
それは、船長主催のカクテルパーティーにおいて、船長が、明日の屋久島入港のために、急遽タグボートをもう一艘追加手配したと語っていたことや、イベント開催時間中の航行速度が15kn未満であったことから、確信に変わったのである。
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にっぽん丸 10/7/16 横浜出港 [乗船記]

にっぽん丸」は、今年3月に改装を終えた商船三井客船のクルーズ客船である。
客船は商業船だからヨットとは呼ばない。しかし、乗船する方は純然たる遊びなのだ。
だからヨットライフの番外編として、このブログに書くことぐらいは許していただけるであろう。

route.jpg今回乗船するのは、横浜~屋久島~長崎~瀬戸内海~横浜という、6日間のチャータークルーズである。

横浜港大さん橋国際客船ターミナルに到着すると、なんとY田さんが見送りに来てくれていた(ありがと~う!)。

Y田さんとしばし歓談の後、乗船手続きを終え1710に乗船、コンフォートステート373号キャビンで荷を解き終えたところで、1730最初の夕食となった。

100716_2.jpg今日は和食で品数は多いが、全体的な量はちょうど良い位であり味もなかなか、さすが高齢者の乗客が多いクルーズ船であると納得させられた次第である。

1845、夕食を終えポートサイドのプロムナードデッキに出ると、大さん橋の送迎デッキほぼ正面に、缶ビールを手にしたY田さんが居た。
こちらは、デッキで振舞われたシャンパンを飲みながら紙テープを投げてみるも・・・Y田さんの手元には届かず、無残な結果に終わってしまった。

100716_1.jpg出港予定時刻5分遅れの1905、Y田さんの見送りを受けて大さん橋を離岸、横浜ベイブリッジの下を抜けて港外に出る。
この辺りはヨットで幾度も走っているところであるが、この先は当然の事ながら、普段ヨットでは通ることのない浦賀水道航路を通る。
航路図によると伊豆大島の東から南を通ることになっているが、剱埼を越えた所で微妙に西に変針したので、どうやら伊豆大島の北側コースを通るようだ。

伊豆大島と伊豆半島との間を抜けるときには、これから毎晩お世話になるであろうネプチューン・バーで一杯やっていた。
前方には神子元灯台、左舷に伊豆大島元町、右舷に東伊豆の街灯りを見ながら、「にっぽん丸」オリジナルのシングル・カスク・ウィスキー1990をチビチビやるのも、なかなかおつなものである。

キャビンに戻り寝る支度をしていると、2400ちょうどに神子元島の南を通過した。
屋久島の宮之浦港入港は明後日0800の予定である。ここからは、種子島の南に向けコースはほぼ一直線だ。
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